スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

La violette. 01

やっと書けたよ続きが…
本当はもうちょっと早く上がる筈だったのに…
B/A/S/A/R/Aがちょっとやりたくなってしまい、何週間かそっちに脱線していたとかそんな…←


あとですね今回はちょっとミシディアはお休みで
お話書くのにちょっと色々と知識を入れなきゃいけないので、先にイメージ固まっていたFleurs de cerisier.のセフィティナ?側を
今回は末尾に?付きます
いや…ミシディアの百合の方は色恋沙汰ありが良いなって言う気分なんですが、
今回この二人に関してはエロも無ければ、恋の進展なんて無い…です(え)
恋している感じはありますよ、あるけど、なんか、こう…ね。たまにはそう言うのも良いなって←

それとこのシリーズのディアさんとティナさんに関してですが、
自分のイメージの中で時々死んだ魚みたいな目になる。
そんな二人に大人たちは振り回されれば良いよw


注意事項
二次小説です
管理人の妄想と捏造が入り乱れています
皆様のイメージと180度違う場合があります
ゲーム本編の内容と一切関係ありません

現パロです

大丈夫という方のみどうぞ











鍵の確認を急かされたが…その場所は絶対に生徒は近付かない。施錠は絶対にされている。鍵は常に持っていた。シスターでさえ近付こうとしない旧礼拝堂。それでも歴史は古く、外観、建造技術、装飾、薔薇窓、全て美しく魅了する物があり、礼拝堂の周りには春に菫、夏には花壇の薔薇や百合、といった聖母にまつわる花が咲き乱れる。またクリスマスだけは旧礼拝堂を使用していた。
けれどもそこは“出る”と言う曰くつきの噂がある場所であった。校舎から少し離れた林を模した庭の先にあった為、余計に暗い噂は絶えなかった。
自殺したシスターの霊が出る。とか。
マリア像が血の涙を流すとか。
ああ、それと…綺麗な人喰い妖精が出るとか。
バリエーションは色々だ。幽霊であったり、おとぎ話の様な物であったり(それでも結局恐ろしい要素を付けくわえられる)、ベタなものであったり(またそこから派生話もあったりする)と、様々であった。何故かこの学園の生徒達はオカルトな話が大好きだが、病的な程に恐れる。生憎自分はそう言った物には興味が無い。否定はしないが、見えないのだから証明しようも無い。だから今のところは信じてはいない。
「…退屈…なのだろうな」
全ては生徒達にとって暇つぶし…なのだろう。
学園は、もとは貴族の所有する敷地の一つだった。だがその持ち主はこの敷地と屋敷を校舎に改装し学園を作った。当時の造りはそのままに時代の移ろいに合わせ増改築を繰り返した。荘厳な外観、そうしてその外観に合わせるように造られた教室。何だか時が止まっているようであった。変化を感じられない。ただただ静穏だけを閉じ込めた温室のような空間。(実際、子女を育てる環境だから、温室であった方が、都合が良いのだろうが…。)
退屈だ。がいつの間にか口癖になっていた、が保険医である魔女のおかげでまだマシだった(別に格別好きという訳では無い)。彼女の言葉(小言も含め)には道理が通っている。ちょっとした世間話も面白い物があった。相手に合わせて話を巧みに提供できるのだ。それに、弱みを握ったり、握られたり、それも少し気に入っていた。あまり弱みを握られるのは好ましくは無いが、単調な生活のリズムに弾みを付ける事は出来た。
それに旧礼拝堂は…誰も来ない。鍵の管理は自分が任されている。喫煙のスペースとしてはうってつけの場所であり、意図も簡単に自分の場所を手に入れた。と言っても過言では無かった。
それでも女子生徒の姦しい声も、甘ったるい香水の香りも、煙草という拠所も…数年同じ生活リズムでは…「さすがに飽きた」
独り言はしん、とした林の静寂に吸い込まれるよう消えて行った。歩く度に鳴る小道の砂利の音さえも、この林を模した庭は全てを呑み込んだ。そんな静けさを礼拝堂の周りに咲いている菫がひっそりと控えめにだが色を添えているのが救いであった。花の色が乏しくなる冬は…本当に堪える。
何か面白い事が無いか、礼拝堂の鍵を閉めたらもう一度保健室に行って揶揄ってやろうかと、思案しながら目的の建物に辿りつき、鍵を取り出し、礼拝堂の中に入る。中は定期的に空気の入れ替えや、必要な時は清掃員を入れて(その時はきちんと喫煙している痕跡は消す)掃除をしている為、綺麗な方だ。けれども、仄暗く、重い空気は学園の中と同じであった。違いがあるとすれば喧騒があるか否か。静かな分少しは落ち着くが、やはりそれでも退屈であった。いっその事、噂の幽霊やら、妖精やらが出てくれれば、一寸は退屈も紛れるのかもしれない。そんな馬鹿げた事を考えながら何時ものように白衣のポケットに入った煙草とライターを取り出し、いつも座っている長椅子に腰かけ、その長椅子の下に置いている灰皿を取り出そうとしたが…無い。いくら床を撫でてもある筈の物が無い。嫌な予感を覚えたが、すでに煙草の先端には火が付いていて、その煙を大きく吸い込んでいる。吸い込めば、吐く。それが当たり前であり、一旦溜めこんだ物を一気に吐きだすと、その瞬間、コホンという咳と同時に前に設置されている長椅子の背もたれから酷く白く細い指が現れる。其れに驚いて、思わず噎せ返る。体が揺れて灰が落ちそうになる。マズイと思い慌ててポケットにある携帯灰皿を取り出そうとするが、上手く取り出せない、そうしていると、前の方から「どうぞ?」と言う声が届く。更に驚いて反射的に前を向くと、最初に青のような紫のような曖昧な色合いの瞳と視線がぶつかる。表情はあまりなく、それでも人形の様に綺麗な少女であった。それは、この学園の怖い話に出てくる妖精の様な、否、この時点で自分は確実に幽霊等の存在だと不覚にも思ってしまった。彼女の手には自分の灰皿が載せられている。戸惑いながらもその差し出された灰皿に煙草を押し当てる。煙草が少し近付き煙は少女の方に向かうと、彼女は少し表情を歪ませた。嗚呼、灰皿を受け取れば良かった。と後悔をしてから、灰皿を受け取った。それをいつもの通り長椅子の下に隠し、大分平静も取り戻した頃少女と向き合う。そうすると彼女は心底申し訳なさそうに「ごめんなさい」と謝る。彼女が謝る心当たりはあるが、自分だって悪い事をした身である。別に良い。と言うと安心したように背もたれに肘をつき、少し身を乗り出し、ほんの僅かだが距離を詰めてきた。彼女を見れば、この学園の生徒であり、自分のクラスの生徒である。と言う事を思い出す。
「……どうやって…入ったんだ」
喫煙している所を見つかって(灰皿を見つけられている時点でもうアウトだが)しまった為叱る気力も無い。厄介で、面倒だ。それでも然るべき事を聞く権利はあるだろう…と思いたい。
「先生…扉を開けるのには鍵が必要でしょ?」
鍵を使って此処を開けた。と遠回しに伝えるが、でも鍵は自分が管理している。それ以外の物と言ったら学園長室に保管されている物だけだ。まさか其処から盗んだのかと思ったが、クスと少女が笑う。思惑を読んで先回りをしたように微笑む声にハッとして彼女の方を見たがさっきまで小さく微笑んだ顔は、もう表情の無い人形の様になっていた。そうかとだけ答えると、それだけ?と言う様に彼女は首を傾げた。
「いけない事をしたのはお互い様…だ」
どうやって入ったかなんて、もうどうでもよかった。それよりも、此方が不利でも何とかこの状況をどうにかしたかった。その考えをまたもや見透かす様にタイミング良く、先生と、呼ぶ。
「此処に、来ても良いですか?」
「…」
「先生の場所だけど…私も少し気に入っているの。なるべく視界に入らないようにしますから。」
「…喫煙を秘密にしてくれるなら…良い」
そう言うと、大きな瞳が一回瞬きをして、小さく微笑んだ。
「ただ…今日はもう帰りなさい」
「もう、そんな時間ですか?」
始業式は昼に終わっている。腕時計の短針は3の所を差していた。他の生徒はとっくに帰っている頃だ。こんな時間まで何をしていたか、聞いてみたかった…が、喉元まで出かかった所で、野暮な質問だと慌てて止めた。けれども何故だか少し気になってしまって、帰り支度を少し盗み見ると、本と、イヤホンの白いコードをくるくると慣れた手付きで音楽プレイヤーに巻きつけ鞄の中に入れた。手に多分礼拝堂の前に咲いていた菫の小さな花束を手に…立ちあがると、…歩き出す…と思われたが、ガタンと大きな音を立て小さな体は視界から消える。転んだのかと思ったが、転んだとも少し違う様な気がして慌てて立ちあがって前の席へ回り込む。手に持っていた菫の花はゴムなどで固定していなかった様で少女の足元に散らばっている。ティナは俯いてどんな表情かは解らなかったが、体が小さく震えていた。大丈夫かと声を掛けるとゆっくりと上げてくれた。白い肌が、先ほどよりも少し青白く感じる。まさかと思い下瞼を触れる。ティナがビクリと体を硬直させる。陶器の様に冷たくて思わず指を離しそうになりながら、そこを捲ると白っぽい色であった。貧血のサインの一つ。
立ちあがれるかと問うと、小さく頷く。手を差しだすと彼女は一瞬少し瞳を見開き、そして恐る恐ると言った感じに手を取ってくれた。冷たい手を握り、体を引っ張りあげる。体は華奢だか、それにしても軽すぎると内心驚く。長椅子に座らせ、着ていた白衣かける。きっと気休めにしかならないが、少しでも体温が逃げないようにしなくては。床に散らばった菫を拾う。彼女も体をかがめ幾つか拾い、自分が集めたものと、スラックスのポケットの中に入っていた輪ゴムを渡す。彼女は茎に巻いて固定すると少し整える。慎重に何かを考えながら花弁を弄る。誰かにあげるのだろうか?と一瞬過った考えを慌てて消した。なんだか今日はおかしい。他人とは距離を置きたいのに、彼女の事が少し気になる。居心地の悪い気分であった。この場を立ち去ろうにも何だか不自然なタイミングな気がする。だからと言って、この生徒をすぐに帰るように再度促すのも…駄目な気がした。(ましてや相手は貧血でまだ歩くのも辛いだろう)けれども此処に長居はしたくなかった。此処には居たくないが、彼女を放っておくことが出来ない。そんな葛藤の末、出した折衷案が…今となっては後悔している。















確かにあの礼拝堂で、この子と一緒なのは息が詰まる感覚を覚えた。けれどもやり方は幾らでもあった筈なのに。やんわりと遠回しに帰るように促す。とか。
妙な紳士的な考えの所為で妙な…事になった。否、至って変では無いのだ。礼拝堂に生徒一人置いて出て行くと言うのは教育者としては失格であるし、彼女を先に帰らせても、この体調で無事に家路に辿りつくか…疑問でもある。(容姿が容姿なだけに浚われてしまうのではないかと普段は感じない不安まで感じた。)だが、それでも何度だって言おう…送ると言う以外の選択肢だってあった筈だ。

隣に座る少女を盗み見る。彼女はずっと窓の外を眺めている。生徒一人一人の名前と顔は覚えられても、家の場所までは把握は出来ない。時々、道案内の為に口を開くが、それ以外は窓の外の方に視線を向けている。静まり返った車内は…なんとも気まずい。そもそもそんな感情を抱いた事が無いのだ。だから余計に意識をしてしまう。
此処を曲がれば、後は真っすぐ進んでください。
そう最後に言われて何分経っただろうか?実際にはそんなに経っていない筈だが静かな所為でやけに長く感じる。早く…辿りついてくれないだろうか。少し焦りを覚えた時、タイミング良く「先生」と呼ばれる。いつの間にか視線が此方に向かれていた。
「…どうして怒らなかったんですか?」
「悪い事をしたのはお互い様だからな」
「じゃあ、どうして…何も聞かなかったんですか?」
「逆に聞こう…君は、私に何故あそこで喫煙をしていたか聞かなかったのか」
「…」
「多分、それと同じなのだろう」
聞いても野暮なのだ。実際この子がそう思ったかは解らないが、だが、この子は、交換条件を出した際“あの礼拝堂のあの長椅子、あの定位置は私の場所だ”とすぐに認識していた。
「どうして…そんな事を聞く?叱られたかったのか?」
冗談混じりに尋ねると、小さくクスクスと笑う。
「ううん…ただ…大人って…都合が悪くなると、すぐに怒鳴るでしょ?…誤魔化すでしょ?」
だから。と最後に呟かれた声は何処か寂しげであった。
視線はもう外を見つめていた。今はどのような表情をしているかは解らない。
何と無く触れてはいけない物に触れてしまった様な気がした。そもそも生徒の方から、出した話題なのだから、自分が気に病むことは無いのだが、何か言葉を掛けなくては、そう悩んでいたが無駄なようだった。少女は、あ、と何か見つけたような声を発する。
「先生、此処で大丈夫です」
車をゆっくりと止め、少女の方を見遣った。表情は…明るい。先ほどの会話とは打って変わって、もうあの時の引っ掛かる物は何処にも無かった。けれども後味は未だに悪かった。
もしかしたら、彼女も居心地が悪くなって、此処だ。と嘘を付いているかもしれない。そう思ったが、彼女の視線は一つの建物に注がれていた。他の家よりも大きい、ほぼ正方形の形をした真っ白な家に。大きいな窓から、クルクルと優雅に回る小さな女の子が何人か見えた。
「家は…あそこか?」
「いいえ、私の習いごとの教室です」
「…」
「ふふ…今日は踊らないです」
「…それでもすぐに帰った方が」
「家もこの近くですから」
大丈夫です。
そう言うと私が何か言う前に小さく微笑んでお礼を言うとするりと立ち去る。その動きは緩やかな動きなのに酷く鮮やかで素早く見えた。
少女は慣れた様にその家の扉を開けて…そうして消えて行った。
このまま、大きな窓を見つめていれば彼女が見えるだろうか…そんな考えが浮かんで慌てて車に乗り込む。何を考えているのだろう。本当に今日はどうかしている。
早く帰ろうと車を走らせる。モヤモヤした居心地の気分をどうにかしたい…今度あの魔女を揶揄ってやろう。と思うが実際は何も浮かばす、心地の悪い感情だけが胸に残ったままだった。今後、彼女とどう接しよう。とか…少しは…退屈ではなくなるかな。…とか、不安と高揚が入り混じる何とも不思議な気分だった。





スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Elde

Author:Elde
はじめまして
Eldeと言います
DFFにはまってしまい、とうとうサイト作ってしまいました。
リンクフリーです

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。