スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Fleurs de cerisier.:02

思いの外、早く書けましたがその分、進展は遅いって言う。
なんだかこのミシアさん…若干奥手^^;
何でこうなったwww

あ、それと…ダーリン、雑記にあったミシディア読みたいですv
そのお話読めたらきっと私萌え死できます!←
あとで拍手しまする^^


注意事項
二次小説です
管理人の妄想と捏造が入り乱れています
皆様のイメージと180度違う場合があります
ゲーム本編の内容と一切関係ありません

ミシディアですよ

一応百合?ですよ
現パロ
ミシアさん保健医
ディアさん女子高生

大丈夫という方のみ追記からどうぞvvv









つい癖から窓を開ける。ここ数日悪友は姿を見せず、煙の害で眉を歪めることは無くなった。彼女の悪友は朝の会議の前、授業の入っていない時間、昼休み、放課後、と来ていた…けれど、職員室以外で見かける事が無くなった。ただ、彼が来なくなった代わりに訪ねてくるようになった子がいる。入学式から二日経った日の事。それは、悪友のような嫌みや、意地悪は言わず、花のような子だが、問題が有りすぎた。朝のHRが終わる時間、馴染みのチャイムが鳴ると彼女は今日も来るか?と杞憂しながら予想を立てる。そうして暫くすると保健室に近付く足音と、磨りガラス越しの人影、気遣うようなノックの音に彼女は一つ溜息を吐く。
慕われたり、頼られたりするのは光栄で、喜ばしいことだけれど…此処まで来ると少々病的だ。と、相手の未来に不安を募らせる。扉の向こうの相手は扉が開いた瞬間、輝かしい笑顔を保健医に向け嬉々として中へと入る。
小脇に抱える指定鞄。今日も一日中居座る気なのかと、本日二度目の溜息を美少女に気付かれないよう吐き出す。














ディアがテキパキと鞄の中から筆記用具と、教科書を出す。それは確かに彼女のクラスが現在行われている世界史のものだ。ある程度目を通し重要そうな部分はラインを引く。
そうしてそれを繰り返す。幾らも経たないうちに彼女は教科書を閉じる。表情は非常に満足に微笑む。これが彼女の勉強終了の合図。

「もう、宜しいのですか?」
「うん」
「……ちゃんと授業に出た方が良いですよ?」
「…出なくても大丈夫だもん!」

自信満々で言いのける彼女は確かに成績は良い方だ。入試の点数も二番くらいだ。それでも…彼女は何の問題も無い少女だ。内申書にだって問題点となる部分は無く、少々掴み所の無い部分はあるが、性格に難があるとは思えず、大人びて、活発そうで、イジメといった悩みなどはなさそうだが…そう言う風に決め付けてしまうのはいけない事だが、それでもこの少女に関しては今まで問題を抱えた生徒とは何処か違った。

「そんなにクラスは嫌ですか?」
「……ただ息苦しいだけ、あと勉強は自分一人でやれるし……あ、あと担任が気に食わない」

美麗な顔が心底嫌そうに歪む。彼女の担任が此処数日顔を見せない悪友であることを思い出し思わず笑ってしまった。確かにディアにとっては彼は気に食わない相手かもしれない。私だって少し嫌な相手だ。

「…担任も嫌だけど、周りの女の子が担任の授業になると余計に化粧濃くなって気持ち悪いの、香水の匂いもキツイし。」
「…あー」

やはり今年もか、とその光景を思い浮かべる。
男が乏しい女子校では時たま見られる光景だが彼の時は常軌を逸している。あんな男の何処が良いのだろうか?確かに顔立ちは秀麗だが学生時代から知っているせいかあれが良い男とは思えない。
鉄面皮で何考えているか解らないし、性格には難有りだし、我が儘で、高慢で、不遜で、顔だけが取り柄の男。あ…あとムカつく位頭が良いくらいだ。
本当…何であんな奴

「…何で皆、あんな男が良いんだろうね?」

心だけで呟いたつもりだったのに漏れたのかと思ったが彼女も同じような事を思っていたらしい。空色の瞳は憂鬱そうに風景を見詰める。
彼女の視線が彼を思い描いていると思ったその刹那、イラ、と刺が胸の中に絡み付くような苛立ちにはっとなる。

「しかも、次の授業だし」
絶対、教室香水臭い。とこちらの胸中も察する事なく文句を漏らすと、ちらりとこちらを見遣った。じっと見詰められ、不思議に思い見詰め返すと、何かを思い付いたように不敵に微笑む。細い体がスルリと何の迷いも無く抱き着いてくる。細い腕は脇を通り、きゅ、と白衣を掴み、私の首筋に鼻を近付ける。柔らかな胸が自分の胸と擦れ合う感触、時折触れる髪の感触、彼女の皮膚の感触、そして、花の香りが脳の中枢を溶かしていく。それは快楽の眩暈に似た熱を帯びていてだんだんと良からぬ欲が目覚めていくのを感じた。
肩口から覗く瞳は、強く、艶っぽい。とても子供がするような見詰め方では無い。


「…ディ」
「先生……良い香りする……香水、何使っているの?」

表情はだんだんと、緩やかに、穏やかに、無邪気な笑みを浮かべる。普段の彼女に安堵する。
可愛い女の子は大好きだ。過去に女の子とお付き合いをしたことが無いと言えば……嘘になる。堕ちそうな所を寸での所で思い留まる。相手は生徒で、そんな思惑など毛頭無い、いたいけな少女だ。いけない、と律しながらゆっくりと、抱き着く体を離す。

「……香水は嫌いなのでしょう」
「…でも先生から優しい香りがする」
「…そんな事ばかり言わずに」

そうだ、自分は一応、保健医とは言え教職員の端くれなのだ、腐れた恋に現を抜かしている場合ではなく…。今はこの問題児(?)の為に鬼にならなくては。
嫌な気持ちは良く解る。気に食わないという気持ちも手に取るように解る。けれどもそれは些細な事。そんな些細な事で授業を抜け出すのでは、この先、世間では生きていけない。

「…ディア」
「…嫌」
「………まだ何も言って無いでしょ?」
「…でも……。」

子供のようにむくれるディアを思わず甘やかしそうになるが、堪え、何か良い方法は無いかと思案する。
あまり取りたくない手段だが、仕方あるまい。
柔らかい光を含む金の髪。そっと手を置いて優しく滑らす。滑らかな手触りに解されそうなる自分を心の中で叱咤しながら魔法の言葉を唱える。

「……じゃあ、次の授業だけで良いですからちゃんと出て下さい、そうしたら」
「そうしたら?」
「何か一つ、貴女の願いを叶えましょう」

そう言った瞬間、ディアの瞳が輝く。頬は更に赤らみ表情は益々、明るくなる。先程までの杞憂は感じられない。
テーブルに広げられた教科書や筆記用具を仕舞う手つきは素早く、何時にも増して機敏だった。
そうして支度が完了すると、キラキラした瞳で絶対だよ、と私の小指と自身の小指を絡ませ即席の約束の儀式を済ませるとパタパタと廊下を駆けていく。


窓の外からざわりと一筋大きな風が吹き、桜の花弁の嵐が起こる。
はらはらと散り散りに舞う花びらは彼女の名残のようでほんの少し恋しいと歎いてしまいそうになった。






スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Elde

Author:Elde
はじめまして
Eldeと言います
DFFにはまってしまい、とうとうサイト作ってしまいました。
リンクフリーです

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。