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~馴れ初めをもう一つ~ Opaque emotion.

ごめんなさい次で終わるとか言って終わらない罠ですorz
メモやらプロットで書くと一話で終わるんですが、書いていると長くなって耐えられなくなる・・;
次か…あと2話くらいで終わると思うのですが…

あと、ディアの性格…「memento.」のダーリンや、鹿様宅のディアとちょっと異なるのかな…
面目ないです…私がディアを書くと…別の子になってしまう!!
なんでしょうね…ツンデレ?…デレ率がちょっと高い子になってしまう。私の好みは9:1(ツン→9 デレ→1)の割合なんですが(おまえの好みがどうでもいい)
何処でどう間違ったんだろう…
多分、このお話の彼女の設定を恋したこと無いから。にしてしまったからこうなったのかなぁ…と
…自分の気持ちなのに意味の解らないこととが発生すると混乱するタイプの子みたいな
ティナもそのタイプだけど派生が違うw
きっと読んでて…え…ディア?ってなるかもしれません。その辺お許しをっ!!(土下座)

それとダーリン宅の仔兎ティナとセフィディアに酷く悶えましたっ!!
彼氏ないがしろバンザイ!!←
是非とももっと書いて欲しいですv
てか拍手で送れば良いのに何故此処で書くかって言うと、直接お邪魔するとテンションがまだちょっと酷いから萌えたーーーーーーvっていう叫びしか書けないっていう…←
自分の家だとなんでか冷静になれる不思議w
すみません、落ち付いたらお邪魔しますorz



注意事項
二次小説です
管理人の妄想と捏造が入り乱れています
皆様のイメージと180度違う場合があります
ゲーム本編の内容と一切関係ありません
クラティナで現パロです
だけど今回はセフィディア要素が強いですよ
大丈夫という方のみ追記からどうぞvvv











~馴れ初めをもう一つ~ Opaque emotion.






次に彼を知ったのは二週間か三週間あと。五月の長い休みが明けた頃だった。…高校の美術の授業の時…正確にはそのあとだ。
準備室の掃除の時、先生が出しっぱなしにしていた美術雑誌にその人が載っていた。
相変わらず無表情で、作った笑みを浮かべていた。本当の貴方の素顔はもっと素敵なのに、そう思って写真に映るその人の輪郭をゆっくりなぞった。
はっとなって恥ずかしくなって誰にも見られていないかキョロキョロと辺りを見渡したのを覚えている。誰も居ないのにすごく慌てた。誤魔化す様にページをめくって貴方の作品を見た。纏う雰囲気が何処か高圧的で冷たいから絵もそういう物が多いと思っていた。けれど…静物にしても、風景にしても、インスピレーションから描いた物でも、影が多くも光を重要にしていた。冷たいのに仄かに暖かい。好きな絵だった。それは弟が描く雰囲気と似ていたからかもしれないけれど。次のページは…美しい月夜の情景だった。広大な大地には光に照らされて淡い光を宿す白い花と、雲間の輝く月。でも…
キャンバスが大きすぎて異様に真ん中が寂しいような気がした。
“空虚”とタイトルが付いていた。確かにそうだな、と。密かに同意した。

きっかけは…貴方だったかもしれない。その絵だったかもしれない。

その雑誌の末尾に貴方の個展を開かれているのを知ったから、週末にその場所に足を伸ばした。弟を言いくるめて一緒に行った。(あり得ないけど貴方に出くわしたらどうしようと思って誘った。クラは貴方の事をとうの昔に知っていた。貴方を密かに憧れていたから同意を貰うのに左程時間はかからなかった。)土曜日と言う事もあって人は結構いた。白い真新しいビルの一階と二階を貸し切って、白い壁に、大きい物から、小さい物。綺麗に展示された絵。静物、風景。貴方が描く物は定まっていない。けれど…貴方の作風は一貫している曖昧な光と影が作る情景。それは私の心を離さない。本当の光が其処に指しているようだった。光には不思議な透明感があって、影には吸いこまれるような深みが続く。
二階に行くと大きな物が中心だった。そして…奥に…雑誌に載っていた空虚な絵があった。玉座のように飾られた夜空の絵は…美しいのに悲しいくらい寂しいものだった。月は明るく照らしているのに、本当に輝かせたいものが居なくて寂しそうに浮かんでいる。照らされた花の花弁は今にも散ってしまいそうな程儚くて、野の後ろの木々は鬱蒼と茂り、その奥は底の無い泉のように闇が包む。切なさが心を飲み込もうとしているように。その宵闇色は私の心を意図も容易く絡め取る。
一際美しく輝く月は…本当は何を照らしたかったのだろうか?
この絵は空虚。だから貴方はそう名付けた。空虚はタイトルでは無く、貴方の訴えなのかもしれない。
本当は…此処に何を描きたかったの?
それが知りたくて…次の日貴方に逢いに行った。
ポーチの中に眠らせたメモを見つけると、酷く安心した。メモに書かれた住所を地図検索して、ちゃんと把握してから貴方の所に向かった。

私たちが住む海辺の町から、電車で大体30分。学校の道のりとそう変わらない場所だった。高いビルの群れ、人の行き交い、車の走行が忙しなく行われる中心街の中の西洋風な小さなビルの一番上の部屋。その建物の雰囲気が好きで、記憶の中に仕舞いこむのに時間がかからなかった。次はすぐ来ることが出来る。と…次の予定を立てていることに可笑しくて一つ苦みを含む笑みを漏らした。エレベータもあったけれど、その建物の様子を覚えたくて7階のまで階段で行った。床はチェースボードのように白と黒の市松模様。階段の手すりや窓枠の一つ、一つ何もかも芸術品のようだった。少しはしゃいだ気分を抑えながら上まで登った。
下の階はお洒落なカフェや、雑貨屋さん、お洋服屋さんのようだった。後で見てみようかな…このビルはテナントなのかな?と思いながら駆け上がる。
一番上に着くと関係者以外立ち入り禁止と…なっていた。…良いよね?遊びに来て良いってあの人が言っていた。躊躇いも無く扉を開くと施錠されていないからすんなりと入れた。マンションと同じように幾つか扉が均一に並んでいた。あの人のアトリエはどれだろう?幸い番号が付いているから、メモで確認しながら進むと一番奥の部屋が該当した。他の扉は普通の家と同じ質素なものなのに、彼のアトリエの扉は綺麗なステンドグラスが施されている。
扉の前でその横のインターホンを押そうとした時…不意に躊躇いが生じた。居なかったらどうしようということを考えていなかった。あと、出会ったのは少し前の事で、私の事を覚えているだろうか?電話なり、メールなりすれば良かった。でもそれは恥ずかしいし…でもそんなこと言ってられない…今かけたら、出てくれるだろうか。幸い彼が書いた番号は携帯電話のものだ。かけようかどうしようかと扉の前で悩んでいた。そのせいで近づくその人に気付かないで、ポンと肩を叩かれてやっと気がついた。
此処関係者以外は、立ち入るのは駄目だっけ…このお部屋の人に用事です。じゃ駄目かな?こうなったらちゃんと謝ろうと、勢いよく、ごめんなさいっと謝罪の言葉を半ば叫びながら振り返ると、見たことのある顔が視界に入った。(でも最初に飛び込んだのは着ている白のYシャツと歪みの無い綺麗な銀の髪だった。)少し驚いた顔をしてから、ふ、と声に上げて微笑を浮かべていた。涼しげな緑の目がどこか優しかった。
驚いて、恥ずかしくて黙ってしまった私を余所に、長い腕は施錠を外して、扉を開けた。扉を全開にして貴方は開けたまま立っていた。入らないのか?と言うように不思議そうに見つめるから、戸惑いながらも、足を踏み込んだ。
散らかっているが…と貴方は言ったけれど必要最低限のものしかないスペースは綺麗だった。アトリエだからもっと色んなものでごった返しているのかと思っていた。クラのお部屋に何となく似ていた。クラの部屋は画材道具が沢山だけど…必要最低限置かないようにしている。
「綺麗…ですよ?」
むしろ物がなさすぎる。殺風景だよと。と率直な意見を言ったら、此処はリビングのような所だからと貴方は笑いながら話してくれた。本当の仕事場は隣のお部屋。それでもきっとその仕事場も綺麗に整っているんだろうな、と見なくても想像できた。
座って、と指定された白いソファは座り心地はいいけれど高い物だったら、と勘繰ってしまってちょっと落ち着かない。気を紛らわそうと目の前の窓を見やった。窓は大きくて風景が一望できたて、ビルの群れのオフィスの様子。窓に近づいて角度を変えてみればまた別の風景が見える。遠くの公園の鬱蒼とした林のように植えられた木々、見下ろせば行きかう人々が良く見える。
「楽しいか?」
「えっ!?あ…はい」
飲み物をテーブルに置いて貴方はこっちに近づいて同じように外を眺めた。
「…人が見たくて…此処を選んだんですか?」
「…そうだな…そうかもしれない」
「かも?」
「このビルの知り合いに使っていいと言われたから此処に決めたが…思いのほかいい場所でな」
「…なんか…アトリエって…人がいない場所を好みそうな気がしたから」
「そうだな…人それぞれだ。確かにそういった静かな場所を提供すると言う奴も沢山いたが、…結局此処にした。」
確かに山の中とかを好むやつもいるが…実際は、自分の親の家を少し改築してアトリエにする者もいるし・・・ああ、廃校を借りてアトリエにしている画家もいるぞ。と思い出しながら貴方は教えてくれた。
「…さみしかったの?」
「?」
「だって…人のいない静かな場所を提供してくれる人がいたのに」
明らかに、そっちの方が大きいスペースのものをくれそうなのに…。どうして此処にしたんだろう。此処が特別好きというわけでもなさそうだし、楽だったっていう理由はありえそうだけど…この人が好んで人の入り組む所が好きという人でもないような気がした。
そういうと、貴方は面白そうに声に出して笑った。くつくつと堪えるように喉を鳴らして。
何かおかしな事を言ったかしら?と見つめると、貴方は大きな手を私の頭に乗せて軽く撫でた。そうかも…な。と考えるように言って、ソファに座った。合わせるように隣に座ると、思い出したかのように、あ、と漏らすと少し期待を込めた視線で私を見つめた。
「何しに来た?」
「…気まぐれで」
遊びに来て良いって言ったから…来ただけ。
素っ気なく答えると苦笑されてしまった。残念そうに、そうか、と言うとまた視線は外に向いた。ずるいな…そうやって心底残念そうにされるとちょっとだけ罪悪感が芽生える。確かに遊びに来ただけじゃない。
「…絵…見ましたよ」
「…そうか」
「一応とか言ってたけど…、綺麗でした」
「どれが」
「…全部」
上手く逃げたつもりだったのにいつの間にか貴方はこちらを見つめていた。少し高圧的なものを醸し出して真剣に私を見つめていた。
「どれが?」
「…」
答えを引き出そうと貴方の視線が強くなる。全部。ともう一度言うことが出来なかった。声が喉元で詰まる。
「秘密」
「…」
彼の作品を沢山見たのに。どれも綺麗で、どんな絵があったか、どんな所が良かったか、他の人になら誤魔化して話せるのに、作者自身の前では騙ることが出来なかった。
小さくため息を付いて小さく笑って、今日はそれでいい。と小さく言う。
絶対教えてやらないもん。言えば…
言ってしまえば、なんとなく捕まりそうで怖かった。
気まずくて、用意してくれた飲み物に手を伸ばして、一瞬で襲ってきた緊張の所為で乾いた喉を潤した。それだけではまだ足りなかった。アイスティーの味が上手く舌の底まで馴染まない。
グラスの冷たさよりも、きっと私の指先の方が冷たい。感覚を奪われるほど…怖いと感じていた。

何故だろう…確証はないのに言いくるめられて逃げれないような気がした。

「あ、じゃあ…その代わり」
「?」
貴方はいつの間にかスケッチブックを片手に持っていた、ついでにH2の鉛筆も。
「ラフでいいから描かせてくれ」
「絶対いや!!」
睨むと貴方はいつの間にかページを開いていて鉛筆を滑らせようとしている所だった。
「だめ!!」
すぐさま手に持っていたスケッチブックを奪って抱きしめた。返してくれ、と少し困った顔をされても離さなかった。渡した瞬間絶対に描くでしょ?と威嚇するように言うと、参ったなというように苦笑を、また浮かべた。
「絶対に描かない」
「…」
「絶対にだ」
「…」
「どうしたら許してくれる?」
なんなら鉛筆も…この部屋にある筆記用具すべて、向こうの仕事部屋に置いて来ようか?持ったままの鉛筆を猫じゃらしのように軽く振る。
「それなら…返してあげます」
許しを出すと彼はすぐに鉛筆と、電話の横に置いてあるペン立てを持って隣の部屋に持って行った。扉が開くと画材の独特の香りが一瞬漂う。
ほら、これでいいだろう?と降伏するように両手をあげる貴方にスケッチブックを渡す。白い表面に傷のように鉛筆の黒い痕が走っている。きっと奪い取った時擦ってしまったんだ。何となくそれが痛々しそうに見えてこっそりスケッチブックにごめんと囁いた。
彼は少しほっとしながら受け取った。
案外色んな表情をするんだな、と貴方の一つ一つを記憶に書き込んでいく。
何故かね…苦しかったんだ。貴方を見ていると。ざわりと予感がしたんだ。一緒に居ちゃいけないって。
「…帰る」
「?」
「実は…用事あって……その…ごめんなさい」
「君は…謝ってばかりだな」
「…」
「また来てくれるか?」
「…」
此の時にごめんなさい、と言えたらどんなに良かっただろう。嫌だった。きっと貴方はまた悲しい顔をするんだろうなって、大人だからこっそり隠して微笑むんだろうと思った。
「気が向いたら」
「ありがとう…そう言えば名前を聞いていなかった」
ごめんは嫌だぞ、と揄ように言う。そんな事…言わないよ。其処まで私は礼儀知らずじゃないもの。
「クラウディア…クラウディア・ストライフ」
「クラウディアか…」
「ディアで良いです」
皆、そう呼ぶから。
(本当は…そう呼んで欲しかった。)
本名の儘は…何となく壁があるようで嫌だった。一緒に居てはいけないのに、何故だろう此処で私は矛盾した行動にとってしまった事に気付いて焦ったけどもう遅くて、彼の方を見た時は、少し嬉しそうに笑っていた。子供が無邪気に笑う感じに似ていたから駄目と、言えなかった。
「ディア」
「……何ですか?」
「敬語じゃなくて良い…俺の事も好きに呼んでいいぞ」
「…うん」
「じゃあ…またな」
「…うん」
「…ディア」
絶対だぞ
付けくわえて言われた最後の言葉は語気が強かった。脅迫…とは違う、命令のような強引さも無い。
「…気が向いたら……絶対来る…から」
彼は満足そうに笑った。瞳を細めて優しく見つめる。その眼差しが心を溶かす様に温かい。
何故、拒絶出来なかったんだろう?何故、約束してしまったんだろう?
帰り道…どうやって辿ったのか解らない。町並は曖昧で鮮明だった。何時も見る風景と変らない雑踏なのに、自分だけ何処かおかしいような気がした。
あの人と一緒にいた時間が酷く鮮やかで感覚が狂ってしまった。
ずっとあの空間が脳裏に焼き付いて離れない。
貴方の聲が聞こえる。気付くと貴方を思い出している。


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