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Cloud you get me out of this cipher?5

ここ数日FF13ばかりしてました
おかげで一気に13章まで行きました。今はさくさくとミッションこなしてます。
そろそろ終盤…なのかな?
ミッションも丁度半分程クリアして…
でも、ね、ゲームばかりしてるのもあれなんで、こっちもさくさくとお話を進めていきます。
なんか今回は、短い。
本当今までのと比べると短いですよ。

注意事項
二次小説です
管理人の妄想と捏造が入り乱れています
皆様のイメージと180度違う場合があります
ゲーム本編の内容と一切関係ありません
セフィティナですよ
ティナin FF7CCの世界です
未消化です。

大丈夫だと、全てを受け入れられるという方のみどうぞ





蘇った記憶と見る夢は
全てを狂わすと、私は何故か不安に駆られた。
母様が囁く。
私の母様では無い…母様が囁いた。
カアサマが妖艶に微笑む。
ニタリと赤い唇を歪めて。
笑う
嗤う。
全てを否定するように。
世界を凌辱するように。
彼を蝕むように。
私を拒むように。
彼が淀みに沈んでいくのを、
それを見て絶望する私を見て、楽しそうに、嘲って、嗤う。
どんなに叫んでも、泣いて、喚いても、その人は戻ってこない夢。胃の中がうねって逆流する感覚に、私は耐えきれなくて倒れこむ。
そんな夢を見続けて、最後は大きな手が撫でて吐き気に似た不快感を拭ってくれた。
その手は私の知っている人の者では無かった。
彼の手では無い、男の人の手。父のものでも無い。
温かい、固い筋張った手。剣胼胝が当たるけれど、心地よかった。
私の世界で、私を守った母様のものでも無い。
この世界に導いた“母様達”のものでも無い。
夢の世界で薄らと目を開くと、優しく微笑む口元が見えた。
辺りは白い羽が幾つも、幾つも、純潔の雪のように舞っている。

その人は、いつも、いつも、私に何か囁く。

声の無い天使様。

それは助けてあげて、と静かに囁く。


此の世の忌み子を…






Cloud you get me out of this cipher?








「ティナ?」
「…ぁ」
微笑んで見せたけれど、それは無駄な行為。
此処最近見る夢に魘されていることを彼は知っている。どんな内容かは教えていないけれども、一緒に眠っているから隠そうにも隠せない。
教えてはいけないような気がした。夢の内容も…、彼と出会ってから蘇った私の世界の記憶の断片も。
本当は心配掛けないためにも、別のお部屋で眠れば良いけれど、一人は嫌だった、彼と離れてしまうのが何となく恐ろしかった。
私の髪を撫でつけながら心配そうに見つめている。
「ごめんね」
「…何がだ?」
「心配…かけて」
彼は小さく微笑んだ。
幼子に向ける瞳に良く似ていた。それは永遠では無い輝きで、それが当り前なのに、とても悲しかった。
「何も…覚えていないのか?」
「…うん」
嘘。
覚えている。
少しの記憶も
母様も
声も
言葉も
醜い笑い声も
美しい羽も
手も
天使も
全部、全部、覚えている。

「大丈夫、もう、大丈夫」


本当は嘘。
知っている。全部。
記憶も
予感も
この世界の事も
全部。





















数日が経った。まだ数日。指で数えるには十分の日数。
彼女との生活は灰色の日々に少しずつ色が付いて行くように眩しくて、艶やかだった。
彼女にとっては窮屈な生活では無いかと不安も過ったが、彼女はいつも微笑んでいた。文句も、不満も無く、優しい微笑をいつも浮かべていた。
与える物、一つ、一つには戸惑っていたが(それは初めて見る物という意味もあるが、衣類などの必要な物を与えた時の申し訳ないという感情の物が大半を占める。)そんな彼女の表情を見ているのも好きだった。
彼女の疑問に思ったことや、此の世界のことを説明するのも好きだった。
彼女がその日にあったことを聞くのも好きだった。
携帯電話越しの声も好きになった。
彼女と関わる時間は心を穏やかにさせた。
ただ。
一緒にいると、やはり何かが囁く。海馬の其処がふつりと湧くように温かい。
それが、時折不安となる。芽吹きはしないが、その眠ったままの記憶は…厄介の物のようで、悪夢のようなもので、煩わしくて、愛しいものだと。
僅かに恐怖はあった。
けれど、どうしてだろうか?
それに俺は対峙しなければいけないような気がして、必死に彼女と一緒にいようとする。
不安を埋める為だけでは無く。
何かを掴もうとする為に。
なるべく、彼女と一緒に居たかった。
なるべく、彼女の声を聞いていたかった。
彼女が紡ぐ言葉一つ、一つを聞き逃さないように。
彼女の煌く宝石のような瞳を見つめて。
俺は、この瞳を確かに前にも見つめたんだ。
彼女の微笑を確かに何処かで眺めていたんだ。
彼女の声を確かに何処かで、聞いて。
そして
言葉を聞いたんだ。ずっと、ずっと望んでいた言葉を。
確信も無いのに、確かと言える矛盾が可笑しくて、それを過信する自分が愚かに感じた。けれども、その確かは、証拠も無いのにはっきりと浮かぶ。
お前は不思議な子だ。
と言うと。
彼女は全て知っているように微笑む。
悲しそうに微笑むのだ。
そんな顔をするから、離せなくなる。

も う そ ん な 笑 顔 は 見 た く な い 

歌うように嘆く。

も う 二 度 と
失 い た く な い

そう願うから、なるべく一緒にいた。
本当は別々に寝室を与えるものだ。解っていたけれど、彼女が消えてしまうと何処か不安があった。何故と問いかける前に、体は行動していてその小さな体を抱いて眠っていた。
ずっとそれを望んでいたようで、打ち震えるように歓喜した。
けれども彼女は何かに怯えて魘されている。夢の終わりに連れて、徐々に悲痛な声は和らいでいくけれど。目覚めて自分と目と目が合うとふんわりと微笑むけれど。
嘘。
だと。
本当は辛くて、泣きたいのではないかと。
俺に傍に居てあげると言った彼女は。
辛いのに、一人で抱えるんだ。
彼女は何かに怯えている。

そ れ は
俺 の 所 為 の 様 な 気 が し た
そ れ は
俺 と 同 じ 理 由 の 様 な 気 が し た

俺は何も力になれないのか?
結局、求めるだけで失うだけなのか?
結局俺だけが取り残される。
ねえ、君は何故嘘を吐く?
どうして優しい幻影を見せる?
大丈夫、という言葉は本当に信じても良いのか?
無性にその華奢な体を抱きしめたかった。
支えなければいけないのに、酷く縋っている。
一緒に居ることを望んでいるのは、強く切望しているのは、果たして彼女か、俺か。

迫る時間。経過する時の流れが恨めしい。

明日から俺は一週間離れてしまう。

セフィロス
彼女の可憐な声が名前を呼んだ。彼女の方を見れば少し寂しそうに此方を見つめている。
嗚呼…言わずとも、彼女は知っているようだ。
時間は迫る。
「ティナ…俺は暫く留守にする」
「…」
「一週間…任務で」
「…そう…気を付けてね?…無理しちゃ」
「しない…約束する。」
「うん」

それでも彼女の表情は其処か暗かった。
















伝えたい言葉があった。
それを紡ぐ勇気が無かった。
けれどね、私は貴方を
此処に留めておくために確実な鎖が必要なんだ。
それが今のような気がした。
それより後では、全て狂った世界だ。
彼はもう居ない
彼をもう…
私が此処にいる意味。
私が此処に来てしまった理由。
私は貴方を。

「あのね」
「ん?」
「私ね」
目の前がぼやける。どうしてだろう?私、今とても悲しいんだ。
その言葉に偽りはないのに。

そうか。

前はお別れする時にしか言えなかったから。

嬉しいんだ。

この好機を逃してはいけない。

「おかしな子だと思わないで」

不思議そうな表情は普段彼のしない物で、思わず可愛いと思ってしまった。そんな風な表情も出来るのね。
これからも、貴方を知りたいから。
「まだそんなに日も経ってないのにね」
私ね
「貴方が…」
そう
ずっと
ずっと
ずっと
「ずっと

大好きだったよ」


言葉が少しおかしいかもしれない。
けれど真実。
ずっと私は貴方を想っていた。
言葉の後、どうしようも無くて俯いた。彼がどんな顔をしているかは解らない。
時が止まったような沈黙が広がった。
我慢していた涙が溢れた。

今は朝の筈なのに
部屋は夕焼けの焦がれた赤が広がっているような気がした。

「…ティナを…見ていると」
「ずっと、ずっと昔から知っているような気がしてならなかった」
「ティナの言うずっととは…どのくらい前のことだ?」

どれだけこの想いを隠していたのでしょうね?
私にも解らない。
ただ
そう
ずっと だった。
ずっとあの部屋で
私は貴方を待っていた。
貴方と同じ姿をした、貴方の亡骸を愛していた。

彼の声が語り部のように響いた。
私は此の響きを知っている。

貴方があの部屋で、最後に私を呼ぶ時の声と同じ、永遠のような響きで。

ティナを大切な人にしたくなかったのに…
愛している



貴方は死んだように囁く。
酷く曖昧な意識の中で、貴方は私の名前を呼んでいた。
子供のように戸惑って、上手に形作ろうとして手間取って。


ねえ、母様。
これで合っているの?
これでコノヒトは救えるの?
無慈悲な神様は応えてくれない。
正解を答えてくれない。


腕を引く、その力に従って私の体をその人の腕(かいな)の中に収まった。
この温もりが、ただ私の願望が叶っただけのものではないことを祈った。
未来に続く調べであればと更に祈り続けた。
この人の腕が、この人の温かさ、この人の感情が幻想でないことを。
無慈悲な手で葬り去られないように。

時間が迫る。
予感で胸が騒ぐ。



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