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(How much hope in the world am I allowed?) Cloud you get me out of this cipher? 4.5

前回書きたかったけれど入りきらなかった部分です。
このシリーズは…思いのほかすぐ終わるのかな?
多分某シリーズのようにはならない筈w
二桁にはなるけれどギリギリ二桁っていう暴挙にはならない筈www


注意事項
二次小説です
管理人の妄想と捏造が入り乱れています
皆様のイメージと180度違う場合があります
ゲーム本編の内容と一切関係ありません
セフィティナですよ
ティナin FF7CCの世界です
未消化です。

大丈夫だと、全てを受け入れられるという方のみどうぞ






 
(How much hope in the world am I allowed?)
Cloud you get me out of this cipher? 4.5







「…そう言えば…どうして電話をしなかった?」
尋ねると少女は恥ずかしそうに俯いて、何かを決心するとじっと上目づかいで此方を見つめた。
「わ…笑わない?」
「笑わない」
大方、見当は付いている。
「操作の仕方…ちょっと自信無かったの」
「そうか」
「もう一回教えて?」
「ああ」
隣に座る彼女を自分の方に引き寄せて、少女を後ろから抱きしめるように足を少し開いて、その開いているスペースにティナを座らせた。
彼女はそれに気に留めずに携帯の画面を凝視している。早く吸収しようと懸命に。
「そんなに見つめていると目を悪くする」
そうなの?と不思議そうに何度か大きな瞳を瞬かせてじっと此方を見上げた。
そう…こっちを見ていて。
何度か口頭で教えて、何度も彼女は言われた通りの釦を押した。
「もう…大丈夫かな」
ありがとう。はにかみながら言う表情は何とも愛らしかった。まだ少女の面影を残して微笑むから、その細い体を壊れて仕舞わないよう、消えて仕舞わないよう、その体をしっかり抱きしめた。
彼女は此方を見つめたが、何も言わずに微笑むだけだった。
もう何度目かになる小さな機械からの振動を感じて、釦を押した。切る、拒絶するものでは無く、繋げる釦を押した。冷たいその機械を耳に宛てた。
『セフィロス』
『…』
彼女の声なのに、機体越しの彼女の声は何とか無機質に聞こえた。
其れが寂しくて、悲しくて、実在を求めた。
彼女が言葉を紡ぐ前に電話を切った。失礼な行為だと知っている。けれども今は、今は此処に居るのだから。
「…どうしたの?」
「…」
「…嫌…だった?」
「…」
「大丈夫?」
頷いてみても、彼女の瞳には不安が滲んでいた。違う。悲しませたかった訳では無いのに。こんなにも自分は不器用だったか?
「セフィロス」
声がすぐ近くで反響した。
紫の瞳がすぐ近くで見つめて、穏やかに微笑んでいた。
そうだね…、彼女が自分に言いきかせるように、独り言のように呟いた。視線が上から、下へ、そうしてじっとまた此方を見つめた。
細く、白い指が自分の銀の髪を梳く。
自分の髪の色と、彼女の指の色、その色が透けて、溶け合っているように見えた。
「ティナ…君が…消えてしまうような気がした、君の声を聞きたかった」
「…大丈夫」
此処に居るよ。
にっこり、という擬音が出るほど彼女は無邪気に笑った。
「…あ…ねえ…これ、お話以外に出来ること…ある?」
「…ああ」
「何が出来るの?」
「…文章を送ることが出来る」
「すごい」
表情は乏しい方か、と思った。
けれども、そんな彼女だからこそ、移り行く表情の変化はより艶やかに見えた。










「…難しい」
「扱っていれば慣れる」
「本当?」
パチン、パチン、と軽く携帯電話を開け閉めする。その表情はやはり何処か自信がなさそうだった。
「最初は電話で良いから」
「でもセフィロス電話嫌でしょ?」
「…そうじゃないんだ」
「?」
「近くに居る時は本当の声が良い」
そう…直接、本当の声で…伝えたい事があった。
「ティナ」
「ん?」
「………」
その言葉を伝えるには…今はまだ無理だった。
それを伝えてしまったら、彼女も消えてしまいそうな気がした。

大事な人は…一人、一人、消えて逝った。

「セフィロス?」
「…何でも無い」






* * * * * *









きっと貴方は堕ちてしまうから。
私の中の人では無い何かが、そう私に囁いた。
彼の傍にきて、それに気付いてしまった。気付いてしまったら、目を背けることなど出来ない。
カレとワタシ
似ているの。
本能に近い部分が、それを嗅ぎ取る。
似ているけれど、違う者。
それが、心中にざわりと、障る。


母様に似た声音で
甘ったるい毒で
偽善を含んだ旋律で
ジワリと迫っている
それは開花をまっている
それは羽化をまっている
それは帰依を願っている
それは破滅を望んでいる

そんな気がした






彼を
奪わないで
彼を
堕とさないで
まだ
私、伝えていない。
大事なことを思い出していない。

私と結んだ約束だけが、貴方を繋ぐ唯一の頼り。


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DFFにはまってしまい、とうとうサイト作ってしまいました。
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