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Cloud you get me out of this cipher? *3

やっと続きが書けたorz
う~ん…今回も少し長いし…あと視点がころころ変わります

あとですね
いや…そのなんか前回間違えて…
このお話の設定上、時期的にニブルの任務の何週間か前となっていたのに
…前回、アンジーとジェネさんの名前モロ出してしまったね
うわぁwww
すみません慌てて書きなおしましたorz
いやできることなら皆幸せにしてあげたいんだけれども、そんなことしたら、某あでぃくとの長さを超える話の量になるから…うん、すみません
大丈夫です、この二人は後々幸せにしてみせたい←
ちゃんと統括も。私あの人好きだv
あと、ちょっとね…アンジーが死んでくれないとちょっと不都合なことが(その言い方は無い!!)
書くの面倒とかではなく…設定的、内容的に

と言う訳で…ね
そういうことです←
二人はもういない感じでorz
本当もうこんな失敗ないようにしたいです

注意事項
二次小説です
管理人の妄想と捏造が入り乱れています
皆様のイメージと180度違う場合があります
ゲーム本編の内容と一切関係ありません
セフィティナですよ
ティナin FF7CCの世界です
未消化です。

大丈夫だと、全てを受け入れられるという方のみどうぞ








貴方に会いたい。





それは叶って幸せな願いかなんてわからないけれど。
兎に角私は…貴方に逢いたかった。

私の名前を呼んで?
貴方の名前を呼びたい。
貴方を抱きしめてあげたい。
孤独な貴方を…











Cloud you get me out of this cipher? 3
(私をゼロから救って)









ふわふわと肌触りの良いものが自分の肌を包んでいることに気がついて、少女は小さく身じろいだ。
余計にその感触は自分を包み込むものだから、また深い眠りに就こうと意識を更に深みへ落とそうとしたとき、ふと頬に冷たい物が触れた。否、触れている、意思を持って優しく縁取るように。手探りで触れると硬く骨ばっていることに気が付きそれが手だと朦朧とした頭でその形を描いた。
誰だろう、薄っすらと瞼を開くと眩い銀が見えて、瞳を細めた。
「……綺麗な………銀」
(それがとても欲しくて、触れたくて、いつも手を伸ばしたいと、眺めているしかできなくて…。)

ただそれだけを呟くと、再び少女の意識は眠りの波へと浚われていく。

―…使っていないはずなのに、魔力を大量に消費したときのように体が重い。
―…眠ってはいけないのに
―…あの人に逢わなくては…




遠くのほうで小さく微笑む声がした。
それがとても嬉しくて…私の表情は緩んだような気がした。















長い指が彼女の髪をくるりと絡ませ、するりと解く、それをずっと繰り返して少女の目覚めを待っていた。やっと目覚めたかと思ったら、またその瞳を閉じて愛らしく眠ってしまった。
参ったな、と思いつつも、そのあどけない表情に自分の顔の筋肉が緩み自然と笑みを零していた。

―…ずっとこんな時間が続けばいい。
その願望が胸に引っかかる。そう前にも望んだような気がした。そう思ったが、頭を振って現実へと思考を引き戻した。今はそんなことを考えても仕方が無い。彼女が誰で、何処の者で、何者なのか、それを調査しないといけない。
報告書は書き上げて統括にすでに渡してある。今日の仕事は…多分きっと無いはず。時計の短針は丁度6の部分を指している。今調べるとしても、身分を確かめる機関はとっくに閉まっている。IDも持っていない。格好も幾分か変わっている。記憶を辿って、少女のような格好をするような国はあるかと反芻させたが思い当たる節が無い。
言うなれば…彼女は御伽噺から出てきた妖精。
そう断言したかった。
彼女はこの世界の者では無い、と脳裏の片隅がそんな憶測を囁く。ガラにも無い答えに自嘲しつつも納得しかけている自分がいる。

彼女のことが知りたかった。
彼女の瞳をもっと見つめていたかった。
彼女の声を聞きたかった。
彼女の名を知りたかった。

それは仕事や、義務のため…と言うよりも、自分の心中から湧き上がる欲望だった。
強欲な自分の
身勝手な願い。

名前を教えて。名前を呼んで。
ただそれだけで良いからとずっと願っていた。

落日の赤が窓から差し込む。血よりも鮮やかな光が織り成す紅色が今日はいつも以上に切なく感じた。
幾度となくその赤の陽光を眺めていた気がする。
此処にあるのに手に入らなくて嘆いていた。
それはいつだったか。
子供のころだろうか。
そんな容易く数えられるほど単純なものでも無いような気がした。
遠くて、近くて、深く、浅い、そんな世界で願ったような…。
実態が掴めない記憶と、思い出、それに感情にどうピリオドを打とうか。
結局自分は、調べるということに結果が行き着く。今はそうして別の方向に思考を向けさせ無ければいけない。空想や、妄想では解決できないのだから。

そう思うが…時折彼女が脳裏を掠める。
願い。
彼女の存在。
彼女の実情。
織り交ざる空想。

様々な感情が邪魔して、何も手がかりを掴めないまま夜明けを迎えた。


























容赦なく入り込む日差しに無理やり覚醒を促された。
私はどのくらいの間眠りに就いていたのだろう。随分と長いこと意識を落としていた気がする。まだ体に残る気だるさは僅かに残っているけれどそろそろ起きなくては…。
私は…そう…しなくてはいけないことがあったのに。それが何だか上手く思い出せない。
兎に角今は…起きないと。ゆっくり瞼を開くと真っ白の天井が視界に広がっている。見覚えの無い風景に戸惑い、飛び起きて廻りを確認する。広い寝台には自分一人がいる。部屋は白と黒でインテリアが統一されていて綺麗だけれど殺風景な印象が残る。
小鳥の囀りと、遠くのほうで小さく聞きなれない機械のような音がするだけで静かだった。
他に誰もいないのかと見渡してもその場には自分だけしかいなかった。
一度目が覚めて、その時は確かに誰かがいたのに。視界が朧気で良く分からなかった。ただとても綺麗な銀の髪だったことは分かっている。探さないと、その人を。その人が何故だかとても大切に思えて。
何故だろう。
とても懐かしいのに思い出せない。
そもそも此処は何処だろう?
自分の知らない場所ではあるけれど…そもそも自分はどうして此処に来たのだろう?どうやって来たのだろう?何処から来て…何処に居て。何をしていて…。そもそも自分は誰?
名前…ティナ。
ティナ・ブランフォード
そうだけど。
確信が持てない。本当に私は私なの?此処に私は本当に居るの?私は此処に居ていいの?
私は…何のために此処に実在するの?
過去も、目的も、自分すらも、思えば何一つ私の中に記憶は無かった。
意味も、意義も、確証も、何一つ私の中に、はっきりと示す事が出来ない。
不安、恐怖、絶望、孤独。
一気に押し寄せて、私を押しつぶそうとする。それに抗う術も無くて、ただ自分の名前を何度も呟いて自分の肌を撫でて、自分が実在か、頼りない方法で確かめて何とか保っていた。
徐々に私を蝕んでいく。どうしようも無い悲しみに飲まれそうになる。
誰か…助けて。
頭を振って意識を保とうとしても酷い結果しか浮かばない。
「……助けて」
酷く情けない声で、喉から搾り出したかのような掠れた空気に消えてしまう声で、私はそう呟くしか出来ないでいた。
だめなのに。
悲しんではいられないのに。
「誰か…」

私を呼んで?
私を…私の名前を…
ただ私を呼んで。
名前を呼んで。

そう強く願った時、扉が開く音がした。

暗い穴のような悲しさに堕ちる私にとって一筋の光のようだった。
それは、その光景は前にも一度見たことがあるような気がした。自分の記憶が蘇った?
一瞬希望が過ったけれど、霞みがかかっているようで明瞭では無い。けれども、私はその人の優しい色をした瞳に目が離せなかった。
私は…この人を知っているような気がする。
私はこの人をいつも待っていた気がする。
扉が開かれる事を、いつも心待ちにしていた気がする。
銀の髪に触れたかった。その人の頬に触れたかった。上手に微笑んで…そうして…
そうして?
どうしたかった思い出せない儘、その人は私の近くにいた。ベッドの傍にあった椅子に腰かけて、じっと見つめて、ふ、と小さく微笑んだ。
「気分は?」
「大丈夫です」
「…そうか…起きがけで悪いのだが聞きたい事がある。」
「…はい」
「名前は?」
「…ティナ…ティナ・ブランフォード」
「何処から来た?」
「…」
「解らないのか?」
「…ごめんなさい」
「すまない…責めた訳ではなかったが…」
緩やかな柳眉が少し下がったような気がした。見つめる瞳が優しいことに私は今気付いた。どうしようかと、迷って…私は

い つ も の 通 り 微 笑 ん だ
「…っ」

いつも…とは。
居心地の悪い感覚。それは私の意思なのに、上手く嵌らないジグソーパズルのように不自然でむず痒い。
「…具合が悪いのか?」
「ぁ…ううん」
僅かな表情の変化にその人は心配そうに視線を向けていた。迷惑がかかってしまうと思うとすぐに笑っても何処かぎこちない。
違うのに…本当は。
「…本当に怪我も何も無いんだな?」
「はい」
「取りあえず…君は倒れていたんだが…覚えているか?」
「…はい」
「じゃあ……君はどうしてあそこに居たか…覚えているか」
質問に首を横に振るだけの返事を返した。
何も、全て理解しきれていない、私はただただ俯くしか出来ない。
ぽん、と小さな重みが降ってきた。ううん、置かれた。と言った方が正しい。それは数回軽く私の頭に置くように落ちて、そして髪にするりと絡まった。
大きな手が私の頭を撫でている。嗚呼、こんなに温かいのね。貴方は。
白い指は冷たそうなのに、とても温かだった。酷くそれが心を落ち着かせる。やっと手に入れた安堵。待ち望んでいたもの。













どうしてだろうか、要求して、こんなにも切望している。渇望している。
ゆっくりと顔をその人の方に向けると、優しい色の切ない翠蛍石色の瞳と合わさった。貴方には、私がどんな風に見える?見ず知らずの女に、どうしてそんなに優しいの?
貴方は…

私は…
此処に居て…良いの?

問いの前に、彼は、ふ、と小さな吐息が混じらせ笑みを作った。小さな、小さな、大人の人がするような綺麗な笑みだった。その変る表情が永遠に氷結された世界を溶かす様に温かで鮮やかだった。
貴方がするように…私は出来ないけれど。
私も、貴方の真似をした。小さく、拙く笑ってみせた。ううん、貴方にずっと微笑んで欲しくて…私も微笑んだ。
貴方のように綺麗では無いけれど。
貴方のように上手では無いけれど。
貴方のように鮮やかでは無いけれど。

ずっとこの穏やかな時が続けば良いのにと願いながら。
その願いが少しは届いたかのように、彼の表情がもっと穏やかなものになっている。
手はずっと私の頭を撫でて、時折その指が髪を擽るように弄る。
長い指がくるくると細い髪を巻きつけ、そうして緩めて解いて行く。それを何度か繰り返すと、ゆっくりと手は離れて行った。
名残惜しい、寂しい。恋しい。
心が嘆いた。
数少ない人の感情で、精一杯私の心は嘆いて、叫んだ。けれでも今はそうしていられない。それは彼の雰囲気を読まずとも始めから解っている事なのに。暢気に彼の名残を求めてしまう。

彼の綺麗な唇が…開く。


「…すまない」
「?」

出てきた言葉は謝罪だけれど、それがどんな意味を持って、何の話なのかは容易に想像は出来ない。ただ、悪い方向にはすぐに行きついた。私は目覚めたのだから…このお部屋に居る理由はもう無い。胸に一杯、諦めが冷たい緩やかな風のように吹いて集まる。

「君を此処から出せない」
「…え」

あれ?
想像していた言葉とは大分違う答えが出て私は戸惑った。それを彼は自分の言った言葉で私が困惑したと勘違いしているのか、表情は悲しそうに歪んでいた。
「出れないの?出て行って欲しい…じゃなくて?」
「ああ」
「どうして?…だって邪魔でしょう?」
「?」
「私」

だって…私

「邪魔…じゃない」
理由は解らない。
ただ放っておけない。
ただ…俺は君を守りたいと思った。

どうして?そう言葉には出さずに首をかしげると、彼は困ったような表情で微笑んで、また私の頭を撫でつけた。

「この国は…少し複雑でな。」
「複雑?」
「そう…君のような子は…少し生きづらい。」
「どうなってしまうの?」
「つかまって…それで…君は…実験体のサンプルとして…」

悲しい色の瞳が揺れる。揺れる。前にもその瞬きを見たような気がした。刹那に、玉響に、一瞬にして煌く。
腕を掴まれて、体のバランスが崩れた、そうして温かいものに包まれた。その人の長い腕が私の体を包む。ぎゅ、と隙間の無いように抱きしめて。
目線を上に上げてもその人の顔を見ることが出来なかった。その人の着ている黒革の外套と、歪みの無い銀無垢の髪で遮られて、ただ彼の感情が揺らいでいるのは感じ取れる。何かに怯えているようで、だんだんと彼の体が震えるのに気付いた。

「ありがとう…ごめんなさい…私…此処に居るから。ちゃんと此処に居るから、約束…するから。」
「…」
「ちゃんと此処にいますよ?」
何処かに行ったりしないから。
貴方の怖い思い出を…蘇らせたりしないから。
貴方が私を守ってくれたように、私も貴方を守るから。

「すまない…ただ君にあんな思いをさせたくない。アイツの視界に入れさせたくない。」
「?」
「…ありがとう。」
「ううん…ぁ」
「?」
「ねえ…貴方のお名前は?何て呼べば良いですか?」
「セフィロス」
「セフィロスさん…よろしくね」
「ああ…よろしく、ティナ」

名前を呼ぶ声が…甘い。
脳天が痺れて、解けそうだった。
ずっと切望していた、望みの一つが叶った。
嬉しくて、嬉しくて、涙が出そうだった。

「俺は…これから出かけなくてはいけない、夜には戻って来るが…」
そう言って、外套の内ポケットから何かを取り出して私に渡した。小さな白い…箱?では無い。なんだろう?恐る恐る手を伸ばして受け取った。まじまじと見つめて、それを観察していると、クスクスと堪えるような笑い声が響いた。
何となく恥ずかしい。この小さな機械(金属で出来てるし、そういったものの感じがした)の扱いが解らない。赤くなっている筈の頬を隠すために反射的に俯いたら、その人はすぐに私の頬を撫でた。すまない、と穏やかに謝って。

「つい…な…子猫みたいだな。…と思って。」
「猫?」
「怖いけど興味深そうな所とか。」
可愛いな、と思って。
意地悪く笑うその人がほんのちょっぴり憎らしい。少し拗ねた私に、セフィロスさんは立ちあがって、そうして寝台の淵に座った。私も彼と同じように淵に座ると、彼も同じような機械を取り出していた。ただそれは黒のもの。色も種類も沢山あるのかな?他のも見てみたいな…そんなことも考えながら、彼の手に載せられたその機械を見た。彼が、蓋のような物を開いたから、私も真似して、同じ蓋のような部分をそっと開いた。彼の物と同じように、絵が描かれた?面と、数字の書かれた釦が並んでいる面が現れた。
「それを押してみて」
「これ?」
「そう…それで次は…これで縦横選べる…そう…そうしたら俺の名前の所を選んで押して」
「うん」
「それで、この釦を押して」
指示されたように、その釦を押すと、聞き慣れない、規則正しい電子音が響いた。
それは自分のすぐ近くで鳴っている。それは隣の彼の手にしているその機械から…彼は微笑んでから、何か釦を押して、その機械を耳に宛てた。彼が同じようにするようにと視線で促す。彼の真似をして、耳に宛てた、ちゃんと上下間違えないように、そっと宛てた。
「聞こえるか?」
「!?」
耳元から直接彼の声が聞こえる。
隣の方を見ると彼は答えるように微笑んで頷いた。
「これ…貴方の声が…聞けるの?」
「ああ」
「貰って…良いの?」
「ああ」
「…いつ…使って良いの?」
「何時でも良い…ただ…俺が出ること出来ないかもしれない」
「そっか」
「だが…出るようにする」
「ありがとう」
「何かあったらすぐに電話してくれ」
「うん」
ピ、と小さな機械音がしたと思うと、耳元から、ツーツーと一定の機械音がする。切ることも釦一つで出来るらしい。こんなの私に扱えるかな?大丈夫かな?壊さないかな?不安そうな私にまた頭を撫でてくれた。その手が大丈夫だと言ってくれているようだった。セフィロスさんの方を見遣ると、優しい眼差しとぶつかる。

嗚呼
知っている。
私はやっぱり、この人を知っている。
それは何故か?
如何してか?
何時のこと?
何処のこと?
どのように?

出会ったの?

また、記憶が囁いた。
歌うように、
嘆くように、
つぶやいた。
言葉が沫の様に浮かんでは弾けた。


「ティナ?」
「ぁ…ごめんなさい…考え事をしていて…何か…思い出せそうだったの」
「そうか…兎に角何でも良い…電話をして良いから」
「うん…ありがとう」

その人がまた小さく微笑むと、視線が壁に掛けられた時計に移る。小さく溜息を吐いてから此方を見遣った。
「行ってしまうの?」
「…ああ」
「…」
「すぐに帰って来る」
「本当?」
「ああ…約束だ」
「うん」


約束…その言葉すらも
それが大事なもののように聞こえた。



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