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Could you get me out of this cipher? 2

なんだか…とっても未消化な感じorz
後で直したいです←

本当は昨日の夜のうちにupしたかったんですが、帰ってきたのが夜の十時半で、酷くくたくただったんで、すぐに寝こけてしまったw


注意事項
二次小説です
管理人の妄想と捏造が入り乱れています
皆様のイメージと180度違う場合があります
ゲーム本編の内容と一切関係ありません
セフィティナですよ
ティナin FF7CCの世界です
未消化です。

大丈夫だと、全てを受け入れられるという方のみどうぞ










Could you get me out of this cipher?








少女の華奢な体に床へと落ちる。
その動作も少女らしく酷く優雅だった。真白な水鳥がその優美な翼を休ませるために湖面に滑り込むような、自然な流れだった。けれども現状はそんな暢気なものでは無い。
急いでその体を抱きしめても、命の灯火は揺れて消えてしまう寸前で…命を奪うしか出来ない自分は当然何もできずに、ただただティナが消えてしまうのを見つめることしかできない。
ただ
彼女の名を
“ティナ”と
呼ぶしか出来なくて。
彼女は、ティナは
やはり儚く微笑んでいる。
風に揺られる白の小花のように可憐に微笑んでいる。
噎せ返る大輪の華の香りのように彼女の鮮血が溢れ返って、深紅の服は毒を含んだ華のような黒に染まっていく。
眸は揺らぐこと無くまっすぐこちらを見つめている。ただただ真っすぐ反らされること無く微笑んでいる。
だんだんと眸に輝きは失せて硝子玉のように無機質な鈍さを宿し始めた。それでも彼女はずっと微笑んだまま。優しく、儚く、私を見つめたまま。涙も流さず、苦痛で表情を歪ませることも無く、穏やかだった。

嗚呼
どうして
…どうしてやっと
やっと手に入れたのに
また…
嗚呼
“また”とは?
いつか何処かでこんな風に彼女を失ったような気がした。
それは何処で?
何時?
如何にして?

ずっと
ずっと欲しかった
(そのずっととはどのくらいだっただろうか)
傍に居るのに、其処には居なくて
(どうしてそう思うのだろうか)
ずっと…一緒だったような気がして
(それはどのくらいの時間だっただろうか)
失うのが怖くて
(それはどうしてだろうか)
また…

「…約束…するから…また逢えるから」

その“また”とは
今度は何処のこと?


彼女の体はもう冷たい。
ピクリと動くことも無く。
美しい屍となって眠ってしまった。
お前は本当に狡い子だ
勝手に確証の出来ない約束だけを残して逝ってしまうだなんて。本当に悪い子だ。

今まで約束をいくつ交わしただろうか
(これが初めての筈なのに)
今までこんな願いを何回唱えただろうか
(今まで唱えたよりも…星の数ほど秘めた気がする)
今まで…こうして望みを乗せて神に裏切られたのは何回だっただろうか
(…もう…それは数えたくない)

「ティナ」

もう
悲しい声で君の名を呼ぶことが無いように。
窓から見える小さな風景は何時しか夜の帳が下りていた。斜陽の気配は失せて、紺瑠璃の空に瞬く星が見える。少女の髪の輝きに似た色。昔誰かが、人が死ねば星になると寝物語のような話しを聞かせてくれた。それが誰だったか、何処で聞いたのか、もう忘れてしまった。嘲笑っていたけれど…もし、ティナ、お前が居るのであれば
…嬉しいのに。
お前はもう…此処には居ない。
そう居ない。
何処にもいない。
(もう零に戻ることもないのだろう。)
きっとあるべき場所で、お前は微笑んでいるのだろう。

其処に
私は
いるだろうか

お前の隣に私はいるだろうか?
またお前は私に微笑んでくれるだろうか?

「約束を…果たして貰おうか」

少女の薄い胸の中心に深々と刺さった短剣。赤い柄は紅玉の塊のようで暗がりでもその表面は輝いていた。べっとりと固くなった血糊を付けて、今も輝いている。
軽く剣をなぞってからそっと引き抜いた。甘い赤が跳ねて頬に付いた。まだ仄かに暖かい。
刃も煌びやかな赤に染まっている。赤いのに、白い十字架のような輝きを切っ先に宿している。
彼女の命の証はまだ美しい色の儘だった。

「私は我儘だ」
骸だけのお前など
ずっと、欲しかった。お前が。
欲しいのは空っぽの器では無い。
それがいつ生まれた感情なのか解らない。ずっと、ずっと昔から貴女を想っていた。
繰り返し、反芻するだけの思いなど。
貴女の居ない世界など、もう私が居る意味など無い。
だから潔く、散り行こう。
ティナ…お前の待つ、世界で。
お前が望んだ世界に…無様に這い上がってでも行こう。
「ティナ」
私の名も呼んでくれるだろうか。お前はその前に死んでしまった。消えてしまった。名前を呼んでほしい。きっとこの刃を胸に突き立ててれば、容易に私はこの世から立ち去ることが出来る。されど其れは、どんな形であれ零に戻ることだ。
記憶が途切れて彼女の声を、笑顔を、体温を…全てゼロへと戻していく。
そんな気がした。
死が怖いと

それに伴う記憶の欠落が怖いと。
人だった時の感情を、思い出を、全て捨てて私となったのに。
脳が悲鳴を上げる。ぐらりと目の前が歪んで視界がぼやけた。
それでも私はお前とまた巡り合うために、お前の賭けにも似た約束を果たすためにこの刃を突き立てなければいけない。
ゼロへと戻して。
彼女の体を力強く抱きしめた。肌はもう冷たかった。それでも柔らかさがまだ残っていた。
この柔らかさに包まれていたかった。彼女の本当の体温を抱きしめて、抱かれて、そんな甘い夢をいつも抱いて、彼女の頬を撫でていた。

ゼロとは…記憶の欠落とは全て無かったことになってしまうのだろうか?

絶望はしていない。
あの時のように全てを呪って、滅却してやろうだなんて考えも浮かばなかった。
ただ
そう、ただ彼女に逢いたい。
ティナが恋しい。

世界の果てでも、彼女を覚えていられるように、ティナを抱きしめて、そうして少女の血で染まった刃を躊躇いもなく自分の胸に突き立てた。








もう、お前は私のことなど忘れただろうか
お前は今、どこにいる?
せめて
お前のそばで
私は…今度こそティナを愛したい。


彼女の精血がこびり付いた短剣をしっかりと握った。
ティナの物ということもあってその命を奪う道具が愛おしく思える。
それは剣ではなく、祈りを捧げる十字架のように見えた。
人ではない私に、
望みなど抱けない私に
その行為を許すかのように、赤いそれは清廉に見えた。
離れないように、しっかり。
力を込めた。
彼女の手から離れた短剣は、まだ温かい。

今度はちゃんと、このぬくもりに包まれてみたい。
己の胸へと煌めく短剣の刃を突きたてた。
その部分が熱く焼けつくように痛む。されど、苦しさは感じなかった。何処か清々しく、心地が良かった。その悦がドロリと脳を溶かしていく感覚は…一度だけでは無い。こうしてゼロに戻される。



























誰かが呼んでいる
とても心地の良い声音で。
名前を呼んでいる。
必死に
手を伸ばして、その声のもとに…
















ぼんやりと霞む視界がだんだんとはっきりしてくる。見慣れた執務室の天井の無機質な白。その色は完璧で隙が無くて、何処か疲れる色だと思えた。
夕暮れの赤に染まれば美しいのに、と何処かでその風景を見たかのように、反芻するように思ったが、肝心の何時、何処で、が思い出せずに心地が悪い。
無意識に胸を撫でた。
…何故そうしたのかは分からない。
ただ、危惧しなければ、と無意識に思った。
その時、丁度机の上の電話がけたたましく鳴った。単調な音は、まだはっきりしない頭にとっては不快なものでしかない。そのまま無視をしようと思ったが、小さなディスプレイに刻まれているのは、仮初の統括の携帯の番号だった。













内容はやはり仕事。それ以上も、それ以下も無い。
(もっと別の何かを期待していた自分が何故かいる。)
ただの、異常発生したモンスターの討伐。他の奴らでも良いだろうと、小さな講義を漏らしたが、相手にならなかった、と憂いを含んだ声音で告げられた。
自分が言う前に、他の者も任務でいないと先を越されて言われてしまった。
小さく、電話口の相手に聞こえないように溜息をついた。



決して仕事が嫌では無い。
ただ
何故か今日は、とても大事な気がしてならなかった。


逢 わ な け れ ば い け な い 人 が


「…?」
一瞬何か考えが過ったがすぐに霧散するように消えてしまう。
忘れてはいけないような気がするのに…
うまく思いだせないのがもどかしい。
その感覚を払うように落ち着かせる意味も込めて軽く目を瞑った。暗くなった視界に、網膜に何かが写りこむような気もしたが、上手く思い描けるわけも無い。
小さく自嘲の笑みを漏らして部屋を出た。































何処かじっとりとした風が一筋、頬を撫でた。酷く心地の悪い風と、空気。呼吸が詰まりそうな感覚。日の光は隙間から、細く垂れ下がった紗の生地のようなものが入り込むだけのスラム。いつもそうだ。そうなのに、そのことに絶望している自分がいる。それは何故と…答えを探しても明確なものは浮かばない。

目的のポイントに意識を集中させれば、確かに魔力を帯びた気配が複数あるのが感じ取られる。

周囲の物に悟られないように慎重に。
その目的の地点のモンスターに勘付かれないように気配を殺して。
そう命令された。だからこなすだけ。
淡々に、粛々と。
失敗の無いように。

路地の奥へ、奥へと。
湿り気は増していく。
肌が戦慄く。電流のようなものが走った。正確に言えば魔力を感じ取った時の感覚。それも…尋常ではないほどの。
きっと神羅はその大元を狙っている。新たにエネルギーが溢れる地。
けれども、今そこは異形のものが蔓延っている。
迷うことなく、けれど慎重に歩を進めた。
饐えたような、腐ったような、水と泥の匂いに混じって獣特有の匂いが鼻を付く。一つ不自然だと思う点は、微かに花の匂いが混じっている。ただ
花の香りがした。
日の光が差さない下の世界で、満開に咲いた華の香。
気高いが決して濃厚では無い。清々しい白い華の香り。懐かしい…好きな香り。雪のような涼しげな色の華のイメージが思考一杯に広がった。まともに、そんな花の香りなど嗅いだことなど無いのに。どうして容易く想像出来たのだろうか。
そして…懐かしいなんて。
今はそんなことより。任務だ。
早く片付けて、終わらせて。

きっと相手のモンスターにも此方の動きに気付いただろう。一瞬の気の緩みで…モンスターから発する気配は何処か警戒を滲ませるものになっていた。

良い。
もう。
終わりに…したい。

一気にモンスターの元へと距離を詰めた。ギョロリと大きな赤い目がこちらを睨みつけている。異形のもの。自然の摂理から外れたモノ。
地を跳ねた大きな体の合間から紅が見えた。僅かな隙間から入り込む陽光で輝く金糸のような波打つ髪も。
ああ…人が………女の子がいる。
酷く端正な顔立ちのような気がした。彼女は生きているのか、死んでいるのか。
まだその頬は薄い桃色をしていた。
モンスター達の餌食になる前に…。あそこから、救い出さねば…。
ただ…
彼女は…何時からそこに居るのだろうか。
もう…とっくに…食べられても可笑しくない状況なのに。
良く見ると、後ろにいるモンスターはその子を庇うように、俺に威嚇してくる。
それは餌を盗られるとか、自分の命の危機に対するものとは何処か違うような気がした。いつもと違うのだ。通常の野生のモンスターとは…何かがいつもと違った。


ああ…そうか。
いや…まさか。

けれども、その予感は消えることなかった。
寧ろ証拠や、理屈が揃っていないのに確信を持った。

「守って…いるのか?」

な ん の た め に ?

「…ぁ」

その答えは、自分は知っているような気がした。知っているのに…解らない。
目の前が…白くなる。視界を白く解かされる。
硝子に罅が入る刹那のような音が頭の中を過った。痛みと共に。
ほら
囁くんだ。
微笑むんだ。
なのに…自分は…知らないんだ。
体の力が抜けそうになって、よろけながらも持ちこたえた。こうしている間にも…獣は…。
慌てて、体勢を整えて向き直ったけれど、肝心の相手は…いない。
いつの間にかトン、と頭上を飛び越えて、そうして風を切るように走り去る。高く、高く飛び越えて。人に危害を加えないように。それが目的では無いと見せつけるように。
だんだんとその姿が小さくなり、消えていった。

そうして。
薄汚い路地に少女と自分だけが残された。
少女はその仄暗い中でも、白く輝いているように見えた。近づくことが怖いと思う程、彼女は繊細な人形のように美しかった。
否、恐れ多い。と言った方が合っているのかもしれない。
温い風が吹く。酷く心地の悪い風なのに、彼女の周りだけは清廉で、眩しくて。
ゆっくりと近づく。彼女が起きてしまわないように。気付かれないように。
跪いて、寝そべる少女を抱き起した。起きる気配はなく穏やかな呼吸が続く。
「生きて…いる」
真っ白な頬に触れた。
溶けてしまいそうな程の白だった。髪も…陽の光に透けてしまいそうに細く、淡い色。
起こすのは可哀そうだが。
もう少しだけ
こうして見ていたが。
「…おい…大丈夫か?」
何度か声をかけると、そのうちピクリと小さく瞼が動いた。長い睫毛がふるりと揺れて、そうして…ゆっくりと眸の色は溢れた。一瞬輝いて、穏やかに凪いだ、澄んだ宝石のような色。夕暮れ時の色を染めたような静寂の色だった。





「やっと逢えたね」






まじまじと大きな眸が自分を見つめる。その眸に自分がはっきりと映る。彼女は俺の姿を捕えると…嬉しそうに顔を綻ばせた。
やっと…逢えたな
そうして、自分もそう良いそうになった。
何故だか解らない。自然とその言葉が出てきそうになった。だが…こんな少女は今まで出会ったことは無い。それなのに、懐かしい、と、恋しい、と思うのは何故だろうか。
不意に彼女の手が右の肩甲骨辺りを撫でた。優しいその手つきに一瞬驚き、安らいだ。
「…此処は?」
「ん?」
「何処…ですか?」
記憶…が無いのか?一瞬にして少女の眸に僅かの不安の色が滲んだ。
「…ミッドガルから少し離れた…」
答えを告げる前に少女の眸は細くなって、そうしてまたその色を塞いでしまった。
不意に恐怖が湧いた。嫌で、嫌で仕方がなかった。どうか、その眸を閉じて仕舞わないで。
呼びかけても返事は無く……また穏やかな吐息が聞こえるだけ。
体に巡っていた力が一気に抜け落ち、地面に座り込んだ。そうしてその瞬間に深い溜息を洩らした。

何故こんなに不安になるのか。
何故こんなに安心するのか。
何故こんなに懐かしいを思うのか。
何故…こんなに。

人がこんなに心配しているにも関わらず少女は安らかに眠る。時折身じろぐ仕草は子猫のようだった。
「…お前は…誰だ?」
眠る彼女は当然だが答えない。少し頬を突いても、彼女はちょっと擽ったそうに声を洩らすが眠りからは覚めない。

聞きたいことは山ほどあるのに。
そうして…少し面倒だと言うのに。
モンスターと対峙する前に感じた膨大な魔力。それは土地から、自然から流出しているものだと思っていたが…違うようだった。
少女はマテリアを持っているようでも無い。それなのに、彼女から膨大な魔力を感じる。
少し…厄介だ。
モンスターは異常発生ということには出来るが。普通のマテリアの、倍の力を持つ少女をどうするか。迂闊に報告することは出来ない。
報告すれば…どうなるかなんて目に見えている。
弄られて。
玩具にされる。
この神々しい少女でさえも呆気なく堕ちる。
そんなもの関係ない。どんなに美しかろうと、優しかろうと。


「…うちに」

俺の元に
来るか?




彼女は何も答えない。
寝ているのだから当たり前のことだが…答えを待つほど…時間はそんなに無い。
其処まで俺も悠長な性格はしていない。

取りあえず…安全な場所に。ミッドガルの方に行ってはいけない。そこから離れた家の方が良い。それでもなるべく慎重に移動をしなければ。




抱き上げた華奢な体。
その小さな重みが愛おしかった。
その日だまりのような温もりが恋しかった。
その柔らかな感触が切なかった。



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